投稿日:2011年2月24日 16:42 カテゴリ:独立支援記
前回、途中で終わってしまった通信環境の話の続きです。LAN構築を含むインターネット接続環境について書こうと思います。
まず、インターネット接続については、迷わず光接続にしました。値段も下がっていますし、あえてADSLを選ぶ理由もないからです。しかし、実はここで一つ問題が発生してしまいました。事務所の開業日までに光ファイバーの工事が間に合わないことが判明したのです。今回は、電話についてもひかり電話を使う計画でしたので、光ファイバーの工事が間に合わなければ、電話も使えません。やむなく、INSネット(ISDN)とADSL(タイプ2)をとりあえず導入し、後で光に切り替えることにしました。
都市部のオフィスビルであれば、このような問題は起きにくいのかもしれませんが、地方では光ファイバーが敷設されていないビルも少なくなく、また、NTT側の工事が立て込むと、工事までに想定外の時間がかかることもあるため、注意が必要です。
次に、LANですが、今回はデスクトップを含めたすべてのPCを無線LANで接続することにしました。PCの価格は若干上がりますが、事務所の拡大に伴うレイアウト変更に柔軟に対応できるメリットは大きく、今回のように独立開業で、今後どのように発展していくかわからない事務所の場合には、適しているのではないかと思います。
もちろん、セキュリティも考慮すべきですので、WPA2による暗号化を施し、外部からは利用できないようにアクセス制限もかけています。
上記以外のIT関係の機器としては、NASを1台導入しています。NASとは、LAN上に置かれたファイルサーバ専用機のことです。サーバといっても、大きさは小型の六法を一回り大きくした程度のものです。価格も性能もピンキリですが、今回は自動バックアップ機能のない、シンプルなものを選びました。将来的には、Drobo FSのような、自動バックアップ機能の付いた高性能なNASを利用すべきだと思います。当社でも利用していますが、メンテナンスも不要で、将来の拡張性も高く、お勧めです。
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