投稿日:2010年3月18日 17:26 カテゴリ:業務効率改善
「弁護士のためのiPhoneアプリ紹介」の3回目は、スケジュール編です。
と書いた早々脱線で申し訳ありませんが、ナビゲーション編で取り上げた「Yahoo!地図」の掲載が2010年3月17日に再開されました。PlaceEngine という無線アクセスポイントの位置情報から、現在地を把握する仕組みが外されたことによって、GPS の情報が取得できな地下などでの地図表示がうまくできない場合が出てしまったのは残念ですが、引き続きおすすめです。
気を取り直して、スケジュール管理に役立つアプリを紹介します。この分野は、好みが分かれるところで、定評のあるものを挙げるだけでも、「さいすけ」(1,200円)、「Refills」(1,200円)
、「CalenGoo」(800円)
などがあります。いずれも、Google Calendar との連携ができる(というよりむしろ、それを前提としている)ので、セキュリティの面さえ問題なければ、まず、Google Calendar をパソコン上で使ってみることをおすすめします。そのうえで、iPhone でどのアプリを使って活用するかを考えてみたほうがよいでしょう。
かくいう私は、上記のアプリを使わず、標準搭載のカレンダー経由で Google Calendar を利用しています。現在までのところ、それほど使いにくいと感じていないためですが、最初の設定に戸惑いましたので、その説明をしたいと思います。
カレンダーの設定は、「設定」から「メール/連絡先/カレンダー」を選んで行います。新規登録の場合は、「アカウントを追加...」を選びます。すると、下のような画面が出ますので、「その他」を選んでください。
続いて表示される画面では、「CalDAVアカウントを追加」を選びます。
次に表示される画面では、以下のように入力します。
サーバー:www.google.com
ユーザー名:Googleアカウント登録時に記入したメールアドレス
パスワード:Googleアカウントのパスワード
入力して「次へ」をタップすれば、登録完了です。複数のカレンダーを併用している場合には、もう少し設定が必要ですが、その方法については、こちらなどを参考にしてください。
上記の手順で、自分のカレンダーを iPhone 上から確認・編集できるようになりますが、休日などを確認することができません。そこで、さらに以下の手順を踏むことで、それを実現することができます。
先ほどと同じく、「設定」から「メール/連絡先/カレンダー」を選び、さらに「アカウントを追加...」を選びます。「その他」を選ぶのも同様です。
続いて表示される画面では、「紹介するカレンダーを追加」を選びます。
次に表示される画面で、表示したい公開カレンダーの URL を入力します。私が使っているのは、「国民の祝日および休日(国立天文台暦計算室)」(http://www.google.com/calendar/ical/2bk907eqjut8imoorgq1qa4olc%40group.calendar.google.com/public/basic.ics)と「六曜カレンダー」(http://www.google.com/calendar/ical/sutoku%40gmail.com/public/basic.ics)の2つです。URL が長いので、パソコンから URL を入れたメールを送り、コピーして貼りつけたほうが楽だと思います。
これで完了です。データがカレンダーに反映されるまでに少し時間がかかるため、「大丈夫かな」と思うかもしれませんが、しばらくするときちんと表示されるようになります。
最後に少しだけ宣伝を。3月12日に裁判所周辺マップというサービスを開始いたしました。裁判所・法務局・内容証明が出せる郵便局を網羅しています。おすすめのお店やクチコミも登録できるようになっていますので、出張先で見つけたお店、出張してきた人に教えたいお店などを登録していただければと思います(お店やクチコミの登録にあたって、利用登録などは不要です)。
iPhone でも快適に閲覧できるようにしてますので、ぜひ一度ご覧ください。iPhone 版にはパソコン版にはない「現在地周辺の施設を探す」機能も付いています(通常の携帯電話からも利用できます。QRコードはこちら)。
次回は、Twitterアプリを取り上げます。
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