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投稿日:2009年11月19日 19:26  カテゴリ:Webマーケティング

法律事務所のためのアクセス解析入門(2)

 前回に引き続き、アクセス解析の基本について書こうと思います。今回は「利用者はどこから来たのか?」に関する指標についてです。

 インターネット上に公開されているホームページは、世界中からアクセス可能ですが、実際には、何らかの方法で「そこにある」と知っている人でないとアクセスすることができません。したがって、どのような方法で「そこにある」と知ったのか、が重要となります。

 それを知るための指標が、「参照元」と「キーワード」です。「参照元」は、自分のホームページに来る際に、どのホームページのリンクから来たのかを示す指標、「キーワード」は、検索によってホームページに来た利用者が、どのようなキーワードで検索して来たのかを示す指標です。

 「参照元」は、参照元のホームページに自分のホームページへのリンクが張られるとともに、参照元にアクセスした人が、リンクをクリックしてくれないことにはカウントされませんから、開設当初はなかなか増えません。ホームページを開設したことを広くアピールし、リンクを張ってくれるようにお願いすることが必要になります。
 また、見知らぬところからリンクを張られ、アクセスが集まっているようであれば、どのようなところからリンクを張られているのか、参照元を確認することも必要でしょう。プラスの評価で取り上げてもらっているのであれば、コメント欄などを通じてお礼を述べたり、こちらからもリンクを張ってあげるなどの対応をするのもよいでしょう。逆に、マイナスの評価で紹介されており、それが事実でないならば、是正を求める必要があります。

 「キーワード」は、最初は事務所名や弁護士名が上位に来ると思いますが、重要なのは、それ以外のキーワードです。これらのキーワードは、利用者がそのキーワードに関連する情報を知りたがっていることを示しており、その部分の情報を追加していくことによって、さらにアクセスが増える可能性が高いからです。逆に、「このキーワードで検索して来てもらいたい」と思っているにもかかわらず、そのキーワードによるアクセスが少なかったり、全くないような場合には、コンテンツの見直しが必要になります。

 ちなみに、このブログにアクセスしてきてくださった方が使用されていたキーワードの上位は「法律事務所 立地」(全検索数の約19%。以下同じ)「法律事務所 ドメイン」(約4%)「弁護士 twitter」(約3%)「twitter 弁護士」(約2%)などとなっており、法律事務所の立地についての情報を探している人が多くアクセスしています。弁護士と Twitter に関するキーワードも多いのですが、このあたりも世の中に情報が少ないせいでしょうね。

 ここまでは、「どのような方法でホームページを見つけたか」に関する話ですが、「利用者はどこから来たのか?」には、場所的な側面からのアプローチもあります。次回は、その点も含め、利用者の属性からの分析について述べたいと思います。

 

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