投稿日:2009年12月11日 19:22 カテゴリ:Webマーケティング
法律事務所のためのアクセス解析入門、4回目は少し高度な解析テクニックを取り上げたいと思います。
ひとつは「コンバージョン」です。コンバージョンとは、そのホームページの目的を達成するイベントのことで、ショッピングサイトであれば、売上となります。法律事務所であれば、問い合わせフォームからの問い合わせなどでしょうか。
あらかじめ、何をコンバージョンとしてカウントするか設定する必要がありますが、このデータを分析することによって、例えば、問い合わせに至った人がどのようなページを見ていたかであるとか、どのようなキーワードでホームページにアクセスしてきたか、といったことがわかるようになります。その分析結果に応じて、ホームページの改善を進めることができるのです。
さらに、問い合わせの入力フォームまでは来たものの、結果的に問い合わせをしなかった人を分析することによって、何がその人たちにとって「壁」になったのかを把握し、改善につなげることもできます。例えば、問い合わせフォームの入力項目が多く、しかも必須入力となっているものが多いような場合は、途中で投げ出してしまうひとが多いといえます(逆に、入力をわざと面倒にすることで軽い気持ちでの問い合わせを抑止するというテクニックもありますが、本来の使い方ではないでしょう)。
もうひとつのテクニックとして、リンクに解析用のデータを埋め込むというものがあります。このブログに、Twitter経由で来られた方の場合、リンクのアドレスに「?utm_source=twitter&utm_medium=API&utm_campaign=marketing_blog」というものがついていると思います。この部分を外しても、同じページにアクセスできるのですが、このような文字を付け加えることで、Twitter のつぶやき経由でアクセスしてきたことがわかるのです。
このテクニックが特に有効なのは、広告を出している場合です。広告をクリックした際に表示されるページのリンクを、上記のテクニックを利用して広告ごとに別々のものを設定しておきます。そのことによって、表示されるページはどの広告でも同じでありながら、広告の種類ごとのクリック数やその後の行動を解析することができるようになります。
このあたりになると、手におえないと感じられる方も多いと思います。ホームページ制作の際にお願いした業者さんなどに相談しながら、少しずつ分析の幅を広げていけば、それに見合う効果が期待できると思います。当社でもアクセス解析のお手伝いをさせていただきますので、関心がありましたら、お問い合わせいただければと思います。
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