今の勢いで弁護士が増えていくと、新しい市場の開拓や営業という集客活動は避けて通れないようです。日弁連の弁護士白書によれば、既に弁護士1人あたりの訴訟事件と訴訟需要は減少してきています。過払い利息の返還や債務整理案件の減少も新しい分野の開拓と既存分野の拡大を必要としています。
多くの先生方は次の有望な分野として、中小企業の顧問や個人案件では、交通事故、高齢者をめぐる問題、男女間をめぐる問題(特に離婚)、不動産、労働問題などをターゲットとして考えています。
ホームページで情報発信している事務所はまだ全体の2割ちょっとです。
「紹介がないと仕事は受けない」という先生もまだ多いようです。
「法律事務所が営業?!」-とんでもない、という先生も多くおられます。
しかし、今市場としてのパイを拡げなければ、増えた弁護士で小さなパイを奪い合うことになります。そのことに気付くべきです。それに気付きながら弁護士の仕事は特別だ、金儲けではない、と無視することは弁護士業界全体にとって、大変不幸なことだと思います。
では、どうやって開拓・拡大していくべきでしょうか。
このコンテンツは、私どもが考えるマーケティングと「合理的営業」のポイントを法律事務所向けに要約したものです。「弁護士業界も、集客や営業が必要な時代になったのだ」という考えに少しでも同感できる先生は、この連載の内容を参考にぜひ実行してみてください。
どうしてもうまくいかないことがありましたら、その時は私どもにご相談ください。