事務所情報の発信(広報・PR)と広告は、対象者が多数となるため、画一的な内容とならざるを得ない。そのため、潜在顧客に強い意欲がなければ問い合わせや成約に至らない。
これに対して、営業活動は、営業従事者が潜在顧客に合ったサービスを提案することなどを通じて、働きかけを行い、潜在顧客の成約への意欲を高めることができることに特徴があるといえる。
広告宣伝は、マス広告が主体となると、顧客1人を獲得するためのコストが高額になる傾向がある。ある企業においては、広告宣伝費が8、営業部員の人件費が2となったのに対し、広告宣伝から得られた売上が2、営業活動から得られた売上が8となったという。これも営業活動の重要性を示すひとつの指標といえよう(パレートの法則)。
「経済において、全体の数値の大部分は、全体を構成するうちの一部の要素が生み出している」というイタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが発見した法則。一般に「80対20の法則」として知られている。