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FAX DM、DMの発送

選定したターゲットに対してFAX DMやDMを発送する。電話や訪問に先立って、FAX DMやDMを発送するのは、法律事務所自身や提供するサービスの内容について知ってもらい、本格的なアプローチの足がかりにするためである。
まったく何の面識もない法律事務所から突然電話や訪問を受けた場合、相手も身構えてしまう。FAX DMやDMを通じて、抵抗感をなくしてもらい、その後のプロセスにスムーズに繋げられるようにする。逆に、この段階で否定的な反応が出た場合には、より抵抗感の強い電話や訪問の前にターゲットから外すこともできる。

1 ダイレクト・メール(DM)

紙面に自由な表現ができるので、情報量、見栄えの点で優れている。

※封書でのDMは、開封する面倒を相手に強いることになり、誰の目にも触れることなく破棄される可能性もあるので、A4版の厚紙1枚などをメール便で送付するなど、一目で情報が飛び込んでくる方法が効果的。封書で送る場合は、透明な封筒を利用すると、中身が見えるため、開封してもらいやすくなる。

メリット
  1. 誰かの目に触れる可能性が高い
  2. 写真、レイアウト、色彩など工夫しやすい(自由な表現)
デメリット
  1. 品位のあるものを作るには、デザイン・文面等の配慮が必要であり、時間がかかる。事務所内にデザインができるスタッフがいない場合は外注が必要となる
  2. 印刷や送料などのコストがかかる

2 FAX DM

案内内容をFAXで送信する。DMに比べると情報量、見栄えの点で劣る半面、作成に時間がかからないため、送り先の求める最新情報(新法令や判例など)をコンパクトにわかりやすくまとめたものを送付するのがよい。できれば、送ってよいか、誰宛に送ればよいかをあらかじめ電話で確認してから送るのが望ましい。

メリット
  1. 誰かの目には触れる
  2. DMほどではないが、全体のレイアウト等の工夫ができる
  3. DMよりは低コスト
デメリット
  1. モノカラーである
  2. 送り先の経済的負担が生じる(紙・インク代等)
  3. 住所や電話番号に比べるとFAX番号の入手が難しい

※ゼロックスの「ファックス宛先表ツール5.2.0」をインストールして使用した場合、1つの宛先表ファイルに9,999件登録でき、1度に50件を一斉送信できる。

※送信速度は50件につき約30分~1時間